小学校の統廃合について

 令和8年度織田小学校PTA会長を務めております水嶋康志郎です。このたび、思わぬご縁をいただき、私自身が経験した小学校の合併についての所感を寄稿させていただくこととなりました。

 令和8年度より、織田小学校は近隣の萩野小学校と統合し、「新・織田小学校」として新たな一歩を踏み出しました。私は2年前からPTA副会長としてその準備段階から携わらせていただき、現在に至ります。

 私自身、母校でもあるこの小学校に通っていた当時は全学年が2学級ずつあり、校内は活気に満ちていました。しかし時代の流れとともに児童数は減少を辿り、隣校を迎え入れる統合を経た現在も、全学年1学級という規模にとどまっています。少子化に伴う学校の統廃合は、これからも全国的に避けられない現実であり、今後多くの地域やご家庭が経験されていくことと思います。

 そこで、僭越ながら私なりの所感をお伝えさせていただきます。今回、受け入れる立場であった当校において、何か劇的なドラマや華々しい出来事があったわけではありません。むしろ、日々の協議や調整を粛々と重ね、淡々と新しい形へ移行していく地道な現実がありました。これから小規模校の統合を迎える地域の皆様に、一経験者としてお伝えしたいのは「大きな変化を過度に恐れる必要はない」ということです。

 大切なのは、形が変わることへの不安にとらわれるのではなく、いかに子どもたちが安心して学び、自然体で過ごせる環境を整えられるかです。大人たちが過剰に身構えず、これまでと変わらない温かい眼差しで子どもたちを支える姿勢こそが、新体制を円滑に進める一番の鍵となります。地域の未来を担う子どもたちの健やかな成長のため、PTAとしても柔軟で温かいサポートを続けていく所存です。

 余談になりますが、当校では2名いる副会長のうち1名が翌年会長に就任する慣例があり、令和6年度に副会長を拝命した私は、意図せず「次期会長へのレール」に乗せられることとなりました。そうこうしているうちに次期会長選出の時期を迎えるのですが、会長職から逃げたい一心だった私は、あろうことか「揉めるであろう合併後の初代PTA会長選出に備え、自分は副会長をもう1年務める。もし決まらなければ自身が責任をもって会長に手を挙げる」と提案しました。頭の中では「吸収される相手校のアイデンティティを尊重するという名目で、相手校から初代会長を出してもらう」という、今思えばちゃっかりした目論みを抱いていたのです。

 ところが蓋を開けてみれば見事にその思惑は外れ、当たり前に私が初代会長に就任することとなりました。ですが、この経験を通して得られた多くの出会いやつながりは、私の人生を間違いなく豊かにしてくれていると感じています。もし今、PTA活動から少し距離を置かれている方がいらっしゃいましたら、一言お伝えしたいです。

 「PTA活動、やってみると楽しいですよ」

(織田小学校PTA会長 水嶋 康志郎)

↓学校再編準備委員会(織田小学校・萩野小学校)についてのURLはこちら↓
https://www.town.echizen.fukui.jp/kodomo/03/07/p008929.html