第62回 福井県PTA連合会研究大会

令和2年12月5日(土)13:30~16:00 県生活学習館にて

■大会開催趣旨 福井県PTA連合会 会長 佐野 弘

日頃より皆様には福井県PTA連合会の事業に対しまして、深いご理解ならびに多大なるご協力を賜っておりますこと、心より厚く御礼申し上げます。

今年は約3カ月に及ぶ一斉休校をはじめ、楽しみにしていた修学旅行や体育祭、さらには部活動の各種大会やコンクールなども中止や規模縮小が相次ぎ、子どもたちの巻き戻せない大切な時間の多くが削られざるを得ない状況が続きました。また一方、今後の学習時間の確保など、これからも大きな負担が余儀なくされております。

記念講演では、単身で海を渡ってメジャーリーガーの夢を実現し、現在は奥様とともに3人の子育てに奮闘されているマック鈴木さんにご講演頂きました。未だ新型コロナウィルス感染拡大の先が見通せない中ではありますが、福井の今の子どもたち、そして私たち大人も必ずは目の前の困難を乗り越え、将来の夢や希望、自信をしっかり持ち続けられることを願ってやみません。本研究大会が、皆様の未来に向かって咲き続ける「笑顔」の一助になれば誠に幸いです。

来賓として、福井県教育長 豊北様、福井県小学校長会長 巣守様、福井県中学校長会副会長 水谷様 がお越しになられました。

わが家の三原則 表彰式

会長賞 福井市宝永小学校 2年 渡邉恵介様・奈美様

  1.ため息をつかない

  2.胸を張る

  3.空を見上げる

なんとも元気が出てきそうな、読んでいるだけで前向きになれるような三原則です。(記 広報 長谷川)

会長賞 福井市光陽中学校 1年 桝本なのは様・理衣様

  母へ 困ったときに必ず味方でいてくれるお母さんがいるから、自分に正直でいる事ができるよ。いつもありがとう。

  なのはへ あなたが何があっても私の大切な娘です。背中はまかせて前だけ向いて自分の道を突っ走れ!!

母と娘の信頼感、心の底からの応援が伝わってきます。(記 広報 長谷川)

記念講演

テーマ:「日本プロ野球未経験者が、メジャーリーガーになれた理由とは」

講師:マック鈴木 氏

記念講演では、講師としてマック・鈴木氏が来られて「日本プロ野球界未経験者がメジャーリーガーになれた理由とは」と題して開かれました。

鈴木氏は幼少より父親から教育として教えられた「食育」にて、中学生卒業時には身長が190cmまで育ちます。小学生時代に始めた野球では、父親に目標を持って取り組むように悟られ食育と教育と幅広く育てられます。

しかし、高校生の時に問題により学校を退学。短い期間ののち単身アメリカへ・・・。

鈴木氏はこの時点ではメジャーリーガーになる目標はなく、父親からアメリカで色々な経験をして欲しいと言われます。アメリカに渡り、沢山の経験を得て野球選手になりたいと思ったそうです。厳しい環境で月300ドルで生活していた鈴木氏は、とあるキッカケにより選手として登板しマリナーズのチムに入り、1億円の契約選手として成功されます。しかし、ケガ等で大変な時期を過ごし2年間を経ち、そこで初めてメジャーリーガーになろうと真の目標を持つ事になります。

アメリカ4年、日本3年と選手として更に過ごし、その後8ヶ国をまわる生活へ。それから2011年に選手から監督と切り替え1年するも2012年にはフリーとなり、現在に至ります。

少年期から今日まで大変な人生を過ごしながらも沢山の経験があって今のマック・鈴木氏があるように思えました。講演では、「準備」そして「目標」の言葉が何回も聞かれ、これはマック・鈴木氏が沢山の経験の中で得た大事な2つの言葉だろうと認識できました。

とても素晴らしい講演となり、時には冗談まじりの会場が盛り上がる素晴らしい講演会となりました。

(記 広報 湧口)